スキービンディングの種類や選び方。取り付けを行っている店舗も紹介

スキーのギアというと、スキー板、ブーツ、ストックなどがあげられます。しかしスキービンディングがないと、そもそも滑ることができません。そんなスキービンディングについて、どういうものなのか、どういった種類があるのかなどを説明します。

スキービンディングとは何か

スキー板とブーツを固定させるために、必要なものがあります。それがスキービンディングです。

スキー板とブーツを固定させるためのもの

スキービンディングとは、スキー板とブーツを固定するための器具のことをいいます。さらに、足先を固定するビンディングを『トゥーピース』、かかとを固定するビンディングを「ヒールピース」といいます。この2つが別々に固定されていることもあれば、一体となっているものもあります。

しっかりと固定させてくれるものですが、万が一、転倒した際に一定の衝撃で外れるように作られているものもあります。

ビンディングの調整は専門家に任せよう

ビンディングの調整は、ケガを防ぐために正確にする必要があります。自分でなんとなく行うと、緩みすぎる場合もあるので、スキー用品店で専門家に調整してもらいましょう。

スキービンディングの種類とその違い

スキービンディングにも種類があるので、それぞれの違いを紹介します。スキー板はもちろんのこと、ブーツと適合しているかを確認することを忘れないようにしましょう。

フリースタイル向け。アルペンビンディング

アルペンビンディングが対応しているのは、基本的にはアルペン規格ブーツのみです。

滑りでは抜群の安心・安定感を得ることができることが特徴です。このあと紹介する2種類のビンディングとは異なり、雪上歩行モードはありません。

高速滑走にピッタリ。ツアービンディング

ツアービンディングは、ほとんどの規格のブーツに適応しているようです。

ツアービンディングには、2kgほどに軽量化されたものと、3〜4kgほどのアルペンビンディングに近いものがあります。後者は、剛性の高い素材を使用しており、高速・ハードに滑りたいスキーヤーにぴったりです。滑走しているときの感覚はアルペンビンディングに近いといえます。

各種ツアーリング用。ピンテックビンディング

ピンテックビンディングは、1kg前後ととにかく軽いことが特徴です。ピンテックビンディングに使用されている技術は、もともと山岳レース用に開発されたものでで、滑走性能よりも、とにかく軽いことが優先となっているようです。

そのため、さまざまなツアーリング用途としては、非常に優秀です。

スキービンディングを選ぶ際のコツ

では、スキービンディングを選ぶ際に気をつけるべきポイントを3つ紹介します。

技術レベルなどにあわせて解放値を選択

スキービンディングには、解放性能があります。この解放性能とは、スキーヤーに危険な力がかかった際にブーツの固定を解除し、解放させるという機能です。たとえば転倒時や、足がもつれそうな動きが加わったときをイメージすると分かりやすいでしょう。

その程度の力がかかると、解放するかというものを数値化して表しているのが解放値です。例えば『解放値:3〜11』のように、下限と上限があります。体重や脚力によって多少変わるため、このように幅をもたせた数値で表されるのです。

どのくらいのものが自分に最適なのかは、身長、体重、技術レベル、そしてブーツのソールサイズから総合的に判断する必要があります。

重量、取り付け位置をチェック

各ブランドが軽量化を図っており、チタンやコンポジット系の素材を使うことが多くなっているようです。そのため、あまり差はなくなってきているといえますが、あまりに重いものは滑る上で負担となるかもしれません。特に初心者の人は、重すぎないものを選ぶことをおすすめしますが、そのくらいの意識で良いでしょう。

取り付け位置は1カ所で決まっていることが多いですが、好きな場所を選べるものもあります。特に、パークスキー用のものはそのようになっていることが多いようです。

これは、それぞれの動きに対応しやすいためです。ジブや後ろ向きに滑ることが多い場合は、通常よりも0~3cmほど後ろにすると良いです。こだわりがある人は、このように取り付け位置が可変なものを選びましょう。

基本的には、メーカーの推奨位置で取り付けていれば問題ありません。

ソールのサイズに合わせる

最後に、ビンディングの幅はソール長に合わせて調整します。これは、自分ですることはなかなかできないので、専門家に任せましょう。

ちなみに、さらにこだわると、ブーツのソールの長さによって解放値を変えたほうが適切なものを選べるといわれています。気になる人は、専門家に相談してみてください。

スキービンディングの有名メーカー

どのようなメーカーからスキービンディングが出ているのかもチェックしてみましょう。有名な3つのメーカーについて、紹介します。

ビンディング界をリード。MARKERマーカー

「MARKER(マーカー)」は、1952年にドイツでHannes Markerによって設立された、ビンディングメーカーです。現在のビンディングの基礎となるシステムを開発したともいわれており、誰もが認める老舗メーカーといえます。

ドイツの「K2」や「Volkl(フォルクル)」のスキー板に採用されています。この2ブランドは同じくドイツの有名メーカーである「Jarden(ジャーデン)」に買収されていますが、マーカーも2004年にジャーデングループ入りをしています。

ちなみに、ジャーデンは2001年にアメリカで設立された比較的新しいメーカーですが、世界的に有名な120以上のブランドを持っています。スキーグッズでも有名なブランドでいうと、スキーブーツの「DALBELLO(ダルベロ)」、アウトドア用品全般に展開する「Coleman(コールマン)」も、ジャーデングループに属しています。

マーカーの公式HPは、下記リンクより確認できます。

公式はこちら:Marker International | Bindings, Helmets & Goggles

頑丈、軽量設計。SALOMONサロモン

続いて、ビンディング以外のスキー用品でも有名な「SALOMON(サロモン)」は知らない人はいないのではないでしょうか。

1947年にフランスで設立されたブランドで、その始まりは実はスキービンディングの専業メーカーでした。フランスを連想させるようなデザインとカラーリングが特徴で、また頑丈で安定感のあるものが多いといわれています。

ビンディングメーカーとして始まり、その後、スキー板の生産を開始し、今ではレジャーはもちろん、競技用としてプロ選手からも高い人気を得ています。

サロモンの公式HPは、下記リンクより確認できます。

公式はこちら:Homepage | Salomon

コスパ良好。TYROLIAチロリア

「TYROLIA(チロリア)」は、オーストリアのビンディングの有名メーカーです。特徴は、競技用というよりも、デモモデルや一般モデルで人気があります。性能は良いものの、リーズナブルで価格が安いのも人気の理由でしょう。

チロリアはじまりは、1847年に遡ります。「Wiener Metallwaren-, Schnallen- und Maschinen- fabrik GmbH(ウィーン金物・留具・機械工場有限責任会社)」が設立され、その後1928年になって、ビンディングの生産を開始し、1949年にチロリアという名前のもとで初のスキービンディングを発売しました。

1970年には、スキー板で有名なアメリカの「HEAD(ヘッド)」のグループ傘下に治められました。

チロリアの公式HPは、下記リンクより確認できます。

公式はこちら:TYROLIA Home

ビンディングの取り付けを行っている店舗

ビンディングの調整は専門家にお願いしましょうと紹介しました。実際に購入するショップでお願いできる場合もありますが、その店舗で購入したものでなくても、取り付けや調整を行ってくれるお店があります。

東京、目黒のチューンナップ店。タクトスキーラボ

タクトスキーラボは、1987年から続くスキー、スノーボードのチューンナップの専門店です。

シーズン終わりのメンテナンスはもちろん、実店舗もあるので、東京近郊の人は店舗で相談もできますね。お店に訪問できないという遠方の人には、配送での対応も行っています。

  • 施設名:タクトスキーラボ
  • 住所:東京都目黒区下目黒3-7-3 Kビル1F
  • 電話番号:03-5436-2755
  • 公式ページ

穴埋め無料、WEB店舗。MONSTER JAPAN

MONSTER JAPANも、直接の持ち込みも、配送でも受け付けています。

チューンナップ後、スキー場の宿に配送してくれるので、シーズンイン前のメンテナンスに利用すれば、スキー場への移動が楽なので、ぜひ活用したいですね。

  • 施設名:MONSTER JAPAN
  • 住所:茨城県稲敷郡阿見町君島530-1
  • 電話番号:029-889-5044
  • 公式ページ

他店の板も持ち込み可。TANABE SPORTS松屋町本店

ウインタースポーツ用品を販売するショップですが、他店で購入したもののチューンナップも行ってくれます。預けておくと、仕上がり状況を随時、公式HPで確認することが可能です。

ショップなので、配送での受け付けはしていないようですが、関西地方の人は、スキー用品の買い物と合わせて利用することができるので便利ですね。

  • 施設名:TANABE SPORTS松屋町本店
  • 住所:大阪市中央区松屋町住吉5-4
  • 電話番号:06-6763-3901
  • 公式ページ

まとめ

スキーを滑る上で欠かせないスキービンディングですが、その種類や重要性を知らない人が多かったのではないでしょうか。

初心者にはスキービンディングごとの違いを実感しにくいかもしれませんが、滑るスタイルや、体格によって適切なものを選ぶ必要があります。ぜひ専門家に相談しながら、自分にあったスキービンディングを見つけましょう。