【ゲレンデの輪vol.13】みんなの憧れ、レジェンドスノーボーダー岩邊夫婦に密着!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

長らく連載を休止していたゲレンデの輪が復活致しました!今回は前回の豊田さんからの紹介で、今でも現役まっしぐらのレジェンドボーダー、岩邊夫妻のライフスタイルに密着してきました。

今回のライダーはこちら!

岩邊夫婦プロフィール

旦那様

  • 名前:岩邊佳久
  • 職業:サンディング施工業代表取締役
  • スノーボードスタイル:レース
  • ホームゲレンデ:長野県エコーバレースキー場
  • 趣味:とにかく釣りが好き!海釣りができるのでサーフィンもやっています。

奥様

  • 名前:岩邊祐子
  • 職業:スポーツクラブ勤務
  • スノーボードスタイル:レース。
  • ホームゲレンデ:長野県エコーバレースキー場
  • 趣味:サーフィン。20代はバイクレーサーだったので、夢はハーレーに乗ること。

━━━ 早速岩邊ご夫婦にお話を伺います。

横ノリを1年中やっていたい

始めたのもお二人で

━━━ さっそくですが、おいくつからスノーボードを始めたのですか?

祐子:私たち同じ年なんですよ。今61歳。ずっとサーフィン一筋だったのですが、35歳の時にふたりでふと、この先年を重ねていくと、真冬に海に入るのが辛くなるので今のうちに「冬には冬のスポーツをしよう」と話し合いました。
━━━ ではおふたりでスノーボードも始めたのですね。

祐子:私がひとりでサーフィンに行った帰り、湘南のサーフショップ”ゴッテス”にスノーボードが飾られていました。「よし、これだ!」と2本買って帰ったのがスタートです。
━━━ いきなりお買い上げですか!
祐子:でも店員さんに今どこで滑れるのか聞いたら、「今11月なんで北海道しか滑れません」と言われてしまい…(笑)。いきなり張り切り過ぎちゃいました。

思い立ったらすぐ行動。ルスツでのスノーボード旅

━━━ いきなり道具をそろえて、その後すぐに北海道に行ったのですか?

祐子:はい(笑)。速攻で12月に北海道の人気スキー場のルスツに行きました。着いてすぐに佳久はサーフィンもできるからスノーボードもすぐにできるだろうと言い、ゴンドラに乗ったんですけど何時間もかかって滑り降りてきました(笑)。

祐子:そして佳久はその夜、カラダが痛すぎてサロンパスを全身に貼って寝たら寒くて風邪をひいてしまいました!今思えば笑い話です。
━━━ 聞いてて私も笑えました。祐子さんはゴンドラについて行かなかったんですか?

祐子:私は念入りな性格なので、ひとりでスクールに申し込みました。事前にたくさんイメトレもしていきましたし、スクールでは初心者レッスンをしてもらったのですが、すぐ飽きてしまいました。いつの間にか先生と私の立場が逆になり、リフト乗ろう!休憩しよう!などと、私が指示して動いていました。
━━━祐子さん、男前過ぎます!

祐子:ターンが出来てからは楽しくなってマイナス20度でも全然平気。ずっと滑ってました。やっぱり何事も習うに限りますよ。その後、すごく素晴らしいインストラクターたちに出会い、どんどんスノーボードにはまっていきました。

辛さを乗り越えてのアベック優勝

━━━ スノーボードを始めてから大会などに参加しようと思ったのはなぜですか?

祐子:大会に出るにはチーム登録をしないといけないのですが、なんとなく登録したチームで、キャプテンにだまされて何も知らずに全日本の予選大会に出場。自分以外の選手がかっこよく見え、俄然やる気出て、もっと練習したいと思いましたね。

祐子:その時知り合ったのが、無知な私たちにすごく大切なことをたくさん教えてくれた親友の岩瀬さん。今はもう天国へ行ってしまったのですが、レース中はいつも彼のことを思い出しながら滑っています。
━━━岩瀬さんの分まで頑張りたいですね。今まで出た大会で印象に残っているレースはありますか?

佳久:印象に残っているのは石打丸山スキー場(新潟県南魚沼市)でのJSBA関東大会で、もうすごかったです。とてつもないコンディションの中、決勝ラウンドを征してアベック優勝できたことですね。
━━━ そんな努力家のお二人ですが、スノーボードをやめようと思ったことはあるんですか?
佳久:やめようと思ったことはないです。生涯現役!
━━━ さすがです。本当に憧れます。

必見!夫婦円満とは?

横ノリへの飽くなき探究心

━━━ 夫婦で同じ趣味はとても良いですね。夫婦円満の秘訣はありますか?

佳久:ふたりとも凝り性で、「そこそこ」という言葉は辞書にないので、常に話し合って追求しています。喧嘩はしないかな〜。強いて言えば祐子さんが我慢強いです。
━━━ 最近ではどんなことを話し合ったんですか?
祐子:最近の私たちは…、佳久がサーフボードを自ら開発し、プロデュースしたので、それについて、あーだ、こーだ、と言っています。きっかけは「どうしたらサーフィンが上手くなれるか?」から始まり、自分で作ってしまおうという結論になりました。

佳久:スノーボードはカラダが鈍っても楽にターンできる板をオーダーしています。末長く競技を楽しむためにね!
━━━ ありがとうございます!これからもカラダに気をつけて競技を続けてください。

【まとめ】憧れのボーダー夫婦になるためには?


スノーボードに限らず、何かを常に極めている夫婦は、素敵です。岩邊夫妻は常に話し合い、自分たちが楽しむために努力を惜しまないスタイルが印象的でした。結婚生活が長いと二人の時間がなくなってしまうイメージですが、お二人のように何か共通の趣味を作り、仕事とのバランスを取るのもいいかもしれません。ぜひ参考にしてみてください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加