脱初心者向け!スノボでスピンを覚えてさらに楽しもう!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

スノボのテクニックの一つ、スピンは覚えることでスノボの楽しさが広がりますが、一方でスピンに苦戦している方も多いと思います。
動きだけを見ると、決して難しくは感じないですが、実際に試してみるとなかなか思うようにいかないスピン。
そんなスピンを上達させるためには何が大切かをチェックしてみましょう。

スピンをマスターするために

出典:pixabay


スピンをマスターするにあたり、克服しなければならないポイントがいくつかあります。スピンのマスターに苦戦している人は、スピンを「一つの動き」として捉えてしまいがちですが、スピンはいくつかの動きに分けることができます。
それぞれの動きを抑えることで、なぜスピンができないのかが見えてくるため、スピンを細かく区切って考えてみましょう。

スピンの「構成要素」とは

出典:pixabay


スピンの構成要素は、ジャンプ、空中でのスピン、着地の三つです。スピンに苦戦している人は「スピンが難しい」とは感じても、ではスピンのどの部分が上手くいかないかよく分かっていない傾向にあります。
スピンをマスターするためには「スピンをマスターする」ではなく、このジャンプ、空中でのスピン、着地の三つをそれぞれマスターすることで、「スピンのマスター」となるのだと理解しておきましょう。

ジャンプマスターのために

出典:pixabay


ジャンプは決して難しくはありません。それでもなかなか上手くいかないと嘆いている人が多いのは、ジャンプに対して「誤解」があるからです。
他人のスピンを見ていると、軽く飛んでいるように感じるため、ジャンプに対してあまり気を使わない人が多いです。
しかし、ジャンプと言っても様々な手法があります。スピンで大切な点は、遠くに飛ぶことではなく、高く飛ぶことです。上級者になれば、遠くに飛ぼうと意識しながらきれいにスピンができるようになり、実際にゲレンデでスピンを楽しんでいる上級者を見ると、遠くに飛んでいるため、初心者は真似しがちですが、初心者はまずは高く飛ぶことを意識した方が良いでしょう。
なぜなら、初心者の場合、遠くに飛ぼうとすると「遠くに」という意識が高まってしまい、スピンが不十分になります。また、遠くに飛ぼうとするジャンプよりも高く飛ぼうとするジャンプの方が滞空時間が長いため、スピンにチャレンジしやすいです。

空中でのスピンをマスターするために

出典:pixabay


空中でのムーブメントは決して難しくはありませんが、初心者にとってはボードを履いている状態でのスピンがどうしても慣れないものです。
そこで、まずはスピンの動作「だけ」をマスターすべく、ボードを外した状態でスピンの練習をしてみて下さい。
ボードを履いていない状態と比べると、動きに制約がないため、スピンの動作を覚えられます。ボードを履いていない状態で、空中での動きをマスターしてから、改めてボードを履いて練習した方が、動きを覚えている分、習得度が変わります。

着地をマスターするために

出典:pixabay


着地はスピンをマスターするために、実は何よりも大切な部分です。なぜなら、しっかりと着地ができないと、ジャンプする際に恐怖心が芽生えるからです。「絶対に着地できる」という自信があれば、ジャンプも思い切りできます。
しかし、着地に不安があると、ジャンプの際に「着地できるのか」という不安がジャンプを鈍らせてしまいます。もちろん恐怖心だけではなく、ボードを履いた状態での着地もマスターしなければなりません。
そこで、まずは低い段差で良いため、「ボードでの着地」に慣れるところから始めましょう。いきなりスピンのムーブメントをと思っても、実は「ボードでの着地」が一番ハードルが高いです。
まずは数十cmの段差からでも良いため、ボードを履いた状態の着地を覚えましょう。低い高さでの着地に慣れてきたら、次第に高くしていくことで、ボードでの着地の恐怖心が消えていきます。

優先順位は?

出典:pixabay


スピンをマスターするためにはジャンプ、空中でのスピン、そして着地。この3つをそれぞれ覚えたうえで、連続してのムーブメントを体で覚えることになりますが、優先順位としては着地を一番に覚えるべきです。
なぜなら、ジャンプ、そして空中でのスピンは動作そのものは決して難しいものではありません。上手くいかないのは着地の恐怖心があるからこそなため、着地さえ覚えると、その後はスムーズに事が進むことも珍しくありません。
また、着地はスピンだけではなく、他のスノボの技全般で役立つため、優先順位が高いです。

ポイントはとにかく「着地」

出典:pixabay


スピンを覚えると、スノボの楽しさが一段高まりますが、ポイントは実は着地です。どうしてもジャンプばかりに目が行ってしまいがちですが、スピンの成功は着地がカギを握ってしまうため、まずはしっかりと着地できるよう、着地の練習に力を入れてみて下さい。
着地ができるようになれば、スノボの上達速度は驚くほど速くなります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加