世界的に人気のあるスノーボードブランドのバートンは、ボードやギアだけではなく、ウェアも豊富に展開しています。さまざまな機能、デザインのウェアがあるため、迷ってしまうほどです。本記事ではバートンの基本情報からおすすめのウェアまで紹介します。
バートンの基本情報

BURTON(バートン)は、スノーボーダーであれば誰もが知っているブランドでしょう。スキー場に行くと、バートンのスノーボードやビンディング、ブーツなどを使っている人を非常に多く見かけます。
まずはバートンについて、アイテムの種類や歴史などの基本情報を見ていきましょう。
ウェアやパーカー含めボードギアの王道
バートンは、スノーボードやギアから、ウェア・パーカー・バックパックに至るまで、スノーボーダーが身につけるさまざまなアイテムを制作しているブランドです。
愛好者も多く、全身をバートンでそろえるボーダーもいるほどです。
少し高価ではありますが、高い品質、機能性、デザイン性を持ち、安心感があります。コレクションによっては、安価に購入できるものもあるため、初心者からベテランボーダーまで対応した、スノーボードの王道ブランドと言えるでしょう。
バートンの歴史
バートン創設者であるジェイク・バートン氏が、アメリカ・バーモント州のガレージでスノーボードを作り始めたのが始まりです。その後、彼は1977年に「バートンスノーボード」を設立しました。
1980年代になると、トム・シムズ氏が1976年に創設した「SIMS(シムス)」と、バートンが人気を二分していましたが、SIMSのトップスノーボーダーであったクレイグ・ケリー氏がバートンに移籍したことで、勢力が一変したのです。
バートンは、クレイグ・ケリー氏を広告塔としてブランドの認知を広め、さらに彼がバートンのスノーボードを使用したフィードバックから、改善・開発を行うことで質を高めていきました。こうして、バートンはスノーボードブランドとして、不動の地位を築いていったのです。
現在でも、バートンの社員は全員スノーボーダーであり、自ら楽しみながらスノーボーダー目線でよりよい商品を作っています。バートンが革新的なアイテムを生み出し続ける原動力は、ここにあるのでしょう。
バートンウェアの特徴

先述したように、バートンはスノーボードに必要なさまざまな商品を展開していますが、ここからは、その中でもウェアに焦点をあてて紹介していきます。
バートンのウェアはどこが優れているのか、詳細に見ていきましょう。
つなぎや上下セパレートなどバリエーション
バートンのスノーボードウェアは、非常にバリエーション豊かです。
スタンダードな上下セパレートタイプから、つなぎタイプまで取りそろえています。一見すると、普段着に見えるようなおしゃれなウェアもあり、機能性だけではなく、高いデザイン性も人気の理由の一つでしょう。
1992年のスノーボード、ウェアなどのデザインを想起させる「Retro」や、バートンの中でも最高クラスの品質とデザイン性を兼ね備えた「ak」など、コレクションも多く展開されています。
機能・デザイン・コストなどから、自分にぴったりなウェアが見つかるのもバートンの魅力ではないでしょうか。
ゴアテックスなどの技術
バートンのウェアは、素材へのこだわりや、より使いやすくするための工夫が見て取れます。
代表的なものを挙げると、GORE-TEX(ゴアテックス)素材の採用です。GORE-TEXは、高い防水性と透湿性を両立させた素材であり、雪や雨などは防ぎますがウェア内部は蒸れないといった、快適な着心地を実現しています。
また、「LIVING LINING(リビング ライニング)」もボーダーにとって非常にうれしい機能です。体が温まっているときはLIVING LININGの透湿孔が広がり、体が冷えているときは透湿孔を狭めることで、ウェア内部の温度を自動で調整してくれます。
メンズウェアのおすすめ

ここからは、実際におすすめのウェアを紹介していきます。まずはメンズウェアから見ていきましょう。
AK457 Guide Jacket
AK457は、スノーボーダーだけではなく、スキーヤーや登山家など、雪山を楽しむ全ての人に捧げるコレクションです。
「AK457 Guide Jacket」は、素材にGORE-TEX Pro 3レイヤーを採用、全ての縫い目にGORE-SEAMテープ加工を施すなど、非常に高い防水性を持っています。また、撥水加工を施した「軽量ストレッチウエストゲーター」によって、ウェアの中に冷たい雪が入ることがほとんどありません。
メッシュモバイルポケットや無線ポケット、ゴーグルポケットなども備えており、機能性に優れたウェアです。
Freebird Jacket
[ak]コレクションの中で、最も軽量なウェアが「Freebird Jacket」です。素材にGORE-TEX Pro 3レイヤーを採用しており、防水性と透湿性も兼ね備えています。胸ポケットや内側のメディアポケットなど、収納スペースも十分です。また、コンパクトに折りたためるのもポイントでしょう。雪山に行く際には荷物がかさばりがちですが、このウェアはバッグ内のスペースを取りません。
Velocity Anorak
GORE-TEX 2レイヤー素材を採用した「Velocity Anorak」は、先に紹介をした2つのウェアよりは防水性が落ちますが、全ての縫い目に、GORE-SEAM テープ加工が施されており、十分な防水性能を持っています。
「人間工学的撥水ストレッチウエストゲーター」が体にフィットすることで、ウェアの内側に冷たい雪や風が入り込みません。
シンプルなデザイン設計と、必要な機能のみに絞ることで価格を抑えた、コストパフォーマンスに優れたウェアです。
レディスウェアのおすすめ

続いて、レディスウェアを見ていきましょう。バートンのレディスウェアは、スタイリッシュなものから、可愛らしいデザインのものまで豊富に用意されています。
Hazel Jacket
ファッション性と機能性の両方を求めるのであれば「Hazel Jacket」がおすすめです。スリムなフォルムに、ミリタリー調の柄とフードにフェイクファーを合わせたウェアは、普段使いのコートにも見えます。
さらに、外見だけではなく、雪がウェア内部に入り込むのを防ぐ「人間工学的撥水ウエストゲーター」や、ウェア内部の環境を自動で調整してくれる「LIVING LINING 搭載エンボスタフタライナー」も採用しており、機能性も抜群です。
Cadence Jacket
「Cadence Jacket」は、デザインはシンプルですが、選ぶカラーによって印象が大きく異なります。単色のScuba、Coralカラーから、光沢感のあるIridescent、スタイリッシュなPlatoonと、好みに合わせて選ぶことが可能です。
また、雪が入りやすい部分にシームテープ加工が施されているため、防水性も心配ありません。
Jet Set Jacket
ストリートスタイルで、格好良くライディングを楽しみたい女性におすすめなのが「Jet Set Jacket」です。
「人間工学的撥水ウエストゲーター」や「LIVING LINING 搭載タフタライナー」を備えており、機能性も優れています。
キッズウェアのおすすめ

最後に、キッズにおすすめのウェアを紹介します。子供の体を守るウェアだからこそ、デザインだけではなく機能面にもこだわりましょう。
Boys’ Ace Jacket
ミリタリー調のおしゃれなウェアです。
防水性に優れた素材「DRYRIDE Durashell2レイヤー」を採用し、重要な部分にはシームテープ加工を施すなど、機能面も充実しています。
カラーはBoro/Glacier、Keef/Kelp、Marker Camo-True Blackの3色展開です。
Game Day Jacket
子供の成長によって、サイズを調整できる「ROOM-TO-GRO システム」を搭載しています。裏地の赤いステッチを切ることで、腕と足の部分を5cm伸ばせるため、成長期の子供にぴったりのスノーボードウェアです。素材には「DRYRIDE Durashell2レイヤー」するなど、機能面も問題ないでしょう。
Girls’ Minishred Twist Bomber Jacket
最大の特徴は、高い保温性を誇る「Thermacore インサレーション」を採用していることです。
Thermacore インサレーションをフード、体、袖部分にそれぞれ80g、180g、120gずつ配置することで、子供の体を冷やさずに守ります。
成長に合わせて腕と足の部分を延ばせる「ROOM-TO-GROW システム」も搭載しているため、長期間の使用が可能です。
まとめ
スノーボーダー目線で、使いやすさを第一に考えるバートンは、ウェアにもさまざまな素材、技術を採用しています。コレクションごとに豊富なデザインが用意されているのも、バートンの魅力です。
防水性・透湿性・保温性・デザイン・コストパフォーマンスなど、何を重視するのかを考えてウェアを選び、快適なライディングを楽しみましょう。
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