初心者でも1日でできる!?かっこいいグラトリをゲレンデでキメよう!

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スノボを始めたばかりの方や、ある程度は滑ったことのある方なら一度は気になるスノボのテクニックのグラトリ。平地で行うトリックを総称してグランドトリック(以下グラトリ)と言います。今回はグラトリをカッコよく決めたいと思っている方に必見!初心者でも簡単に決められるグラトリを紹介します。

グラトリとは?

グラトリとは、「グラウンド・トリック」のこと。平らなゲレンデで繰り出すトリックの総称が「グラトリ」です。板を回転させたり、片方の先端を浮かせたり、その複数を組み合わせることで、楽しみ方は無限大です。

グラトリでかっこいいところを見せたい…

出典元:pixabay

グラトリをしてみたいけど、どのようにすればいいんだろう…。どこから手をつければいいんだろう…。と悩んでいる方もいるかと思います。実際、グラトリは技の種類が多いです。しかし、順を踏んで覚えていけばすんなり覚えらえるグラトリもいくつか存在します。今回は初心者でも簡単に実践できるグラトリを紹介していきます。

グラトリの基本①プレスを覚えよう!

プレス

まずは基本となるプレスを覚えましょう!文字だと少し分かりづらいのでまずは動画をご覧ください。

プレスとは板を踏みつけることを言います。踏みつけると言っても板に乗ってその場で中心部を踏みつけても何も起きません。板の先端(ノーズもしくはテール側)に体重移動し、踏みつけた後、両手でバランスを取りながら着地しましょう。プレスはグラトリの基本動作となるので、まずは平地で練習し、慣れてきたら滑りながら実践しましょう!

グラトリの基本②オーリーとノーリーを覚えよう!

グラトリの基本にオーリーとノーリーがあります。この2つのトリックは板のしなりを利用してジャンプをするトリックで、前足で弾くのがノーリー。後ろ足で弾くのがオーリーです。それぞれ細かく見ていきましょう!

オーリー


動画でも説明していますが、まずはしっかりしゃがみます。そしてリズム良く飛びましょう!1.2.3のリズムで飛び上がり、上半身は肩で引き上げて下さい。空中に飛び上がったら、膝を胸に引き寄せて体を小さくし、あとは両足でしっかり着地してください。

ノーリー


まずはオーリーと同じ要領でしっかりしゃがみ、飛び上がりましょう!この時上半身を斜め前に投げ出すイメージです。この時進行方向の腕をしっかり上げましょう。基本的なところはオーリーと同じです。ノーリーの場合はできるだけ素早く動作することを意識してください。

グラトリの基本③スピンを覚えよう!

スピン


動画からも分かるようにスピンと言っても半回転〜1回転くらいのものもあり、初心者でも気軽に始められます。ポイントは木の葉の要領で滑り、坂の上の方まで滑り続け、その後も木の葉を続け、スピードが落ちてきたら坂の下を向いて再び木の葉を行いましょう。最初はこれを繰り返していくと感覚を掴みやすいのでオススメ。慣れてきたらジャンプしてオーリーへ繋げるなどしていくと上達します。

初心者でもできるグラトリを紹介(オーリー編)

ここからはオーリーを活用したグラトリを紹介。ただし種類が多いので初心者でも簡単に始められる3つに絞ります。

フロントサイド180(オーリー180)

まずはフロントサイド180から。

コツはオーリーをする時のジャンプ前のタメを長めにとり、おもいっきりジャンプして空中で180度ターンします。ジャンプする時に両肩を回転したい方向に引き上げましょう。この時アゴは引いて体のバランスを保つよう心がけて下さい。あとは全身を使って回転を抑えながら着地すればフロントサイド180の完成。

バックサイド180


バックサイド180はオーリーと同様にジャンプする前にタメを作り、つま先で踏ん張りながら肩を背中方向へ引き上げます。この時無理に目線を進行方向へ送らず、板だけを着地させましょう。この時上半身は起こさず、着地してから徐々に起こして下さい。動画でもスローで分かりやすく説明されているので、イメージをしっかりと掴んでから練習してください。

ピボットスピン360


動画をご覧いただけると分かるのですが、オーリーからまるっと1回転します。一見かなり難しいように見えますが、コツを掴むと簡単!気をつけるポイントはタメとエッジにあります。

タメの動作は他のフロントサイド180やバックサイド180でもある通りグラトリをする上で重要な動作です。タメをしっかり行い、板を弾く時につま先のエッジに体重をかけて下さい。これをやらないと逆エッジになってしまうので要注意!
逆エッジになると怪我のリスクが高まるので十分にイメージトレーニングをしてからピボットスピン360を行うようにしてください。こちらも平坦な場所で練習しましょう。

初心者でもできるグラトリを紹介(ノーリー編)!

ここからはノーリーを活用したグラトリを紹介します。

ノーリー180


まずはジャンプの前にタメを作りながら体勢を作ります。そして上半身投げ出すイメージでノーリーをしましょう。ジャンプした時、両ヒザを体に引きつけるのを忘れずに行います。動画では足を引きつけてませんが、最初は足を引きつけることを意識しましょう。しっかりと回れたらあとは両足でしっかりと着地して下さい。

レイトピボット180


このトリックのコツはノーリーをした時にジャンプした時から上半身を回転方向に振ります。その後、回りすぎないようにするため、下半身を回すと同時に今度は上半身を回転方向とは逆にひねりましょう。

まとめると、ノーリーと同じくらいのタイミングで上半身を捻る→下半身を回す→最後に勢いを殺すため上半身を逆方向に捻る。
という順序になります。これでレイトピボット180になります。

フロントサイドピボット180


コツはゆっくりと滑りながら、ノーリーに入り、早めに上半身を捻ることです。捻った後は体重移動とエッジの切替も必要になってきます。勢いのある状態でこのトリックを決めるのは難しいので、ゆっくりと滑りながら行うと良いです。着地したら回転の勢いを抑えながら踏ん張りましょう。

まとめ

今回は、初心者でも練習すれば簡単に使えるトリックを紹介しました。友達と一緒に動画を取りながら練習するとフォームの確認ができるので、上達の近道になります。まずは平坦な場所でオーリーとノーリーを練習し、慣れてきたら他のトリックに挑戦していくと良いですよ。滑りながら練習する際は周りをよく確認し、他のボーダーの迷惑にならないことを心がけましょう。

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